エンジニア転職日記

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プレゼンテーション

概要

先日、オリジナルアプリの発表の予行練習としてプレゼンテーションをしました。

メンターさんからおすすめされていた書籍『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』を参考に組み立てました。書籍の要点まとめと、実際のプレゼンのフィードバックに対する感想をアウトプットします。

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要点

まずは書籍のアウトプットです。私なりに参考になった点をまとめます。

箇条書きは諸悪の根源

スライドを作る際、ソフトを起動するとテンプレートが出てきます。その多くは箇条書きを前提として作られています。ジョブズのスライドには無駄な文字が一切ありません。印象に残るかどうかという点において、箇条書きは全く役に立ちません。

聴衆を魅了するプレゼンに必要なのは、スライドではなくストーリーです。ストーリーを軸にプレゼンテーションを構成します。ストーリーはアナログで組み立てます。デバイスを起動せず、紙とペンを使い、時には絵を追加しながら自由に想像を膨らませます。デモンストレーションも積極的に取り入れます。デモによる臨場感あふれる体験は、聴衆を引き込む力があるからです。

なぜ気にかける必要があるのか

聴衆は自分にメリットのない話を熱心に聞いてくれるほど暇ではありません。聞き手を儲けさせることができるならば、そう伝えます。作業がしやすくなる、楽しくなるならそう伝えましょう。ジョブズのプレゼンは、メリットを簡潔に、かつ何度も伝えます。聴衆を迷わせることがありません。

プレゼンをする場合多くは、プレゼンすること自体に集中してしまいます。しかし、忘れてはならないことは、プレゼンの対象は自分ではなく聴衆だということです。聴衆はプレゼンを聴きながら、「なぜこのプレゼンを気にかける必要があるのか」と自問しています。そこに明確に答えてあげることです。ジョブズのプレゼンは、技術の話をせずに、その製品によって人々の生活や体験がどのように変わるかを伝えます。どのようにの前に、なぜを説明するのです。

Twitterのようなヘッドラインを作る

どんなに感動的なプレゼンでも、次の日に覚えている内容はせいぜい1フレーズです。その1フレーズが製品の印象を決めます。アップル製品のヘッドラインは非常に印象に残りやすいです。それは、簡潔、具体的、メリットがわかりやすい、の3要素を全て含んでいるからです。

ヘッドラインは聴衆が受ける印象を決めます。むしろ、ヘッドラインを説明するために全体のプレゼンを構成するべきです。ストーリー構成の早い段階でヘッドラインを作り、それに沿って一貫性のあるメッセージを投げかけていくのです。

ヘッドラインは聴衆にとってより良いビジョンを提案するものです。ある投資家はこう言います。

「何をしたいのかを10ワード以下で表現できないのであれば、私は投資しないし興味もない。」

簡単そうに見せる

スティーブ・ジョブズは、プレゼンテーションという舞台の上では完全に演者です。その日のために舞台を細かく作り込みます。動き、デモ、映像、スライド。その全てがガッチリと噛み合うまで何度も調整します。ジョブズはいとも簡単そうに、そして楽しそうに、自信を持ってプレゼンテーションします。その秘訣は、1日に何十時間も、何日も練習に時間を費やすためです。

ジョブズはプレゼンテーションをインフォテイメントと捉えています。インフォメーションのエンターテイメントということです。聴衆は学びと娯楽の両方を求めています。そのためにはまず、自分が楽しむことです。

並のプレゼンターとジョブズの違いは、アクシデントの際に目立ちます。ジョブズはデモが想定どおりいかない時、逆にそれを利用して聴衆を話に引き込みます。計画通りいかなくても、自分がプレゼンを台無しにしない限り失敗ではありません。全体を意識して、小さなことに気をやまないようにすることです。

 

感想

この本を読み終えた時、やる気に満ち溢れていました。次のプレゼンで、メンターさん達をあっと言わせてやろう、そう思っていました。自分の頭の中では、その光景がありありと見えていました。核心をつく問題提起、それを根本から解決するサービス、そして自分の思い描くビジョン。それを伝えることができれば、確実に素晴らしいプレゼンになると思っていました。

しかし、終わってみれば、なんともパッとしない平凡なプレゼンでした。反省点は以下の3つだと思います。

- プレゼン全体の一貫性の甘さ

- 自信を持った話し方

- 練習不足

完全に準備不足でした。

ただ、プレゼン後にメンターさんにかけていただいた言葉に救われました。

「プレゼンが苦手なのではなくて、経験が足りないだけですよ」

肝に銘じて、これからプレゼン力を磨いていきます。

出典

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