仕事のIQを高める
概要
今回は技術とはあまり関係のない内容です。
先日、ある記事を見つけました。その内容は、
「学歴・頭のIQ」で、「仕事能力」は判断できない。仕事ができるかどうかは、「仕事のIQ」にかかっている。
というものでした。
学歴、IQと聞くとなんとなく頭が良さそう、仕事ができそうなイメージがありました。
私自身、IQテストなどが結構好きで、よくゲーム感覚でやってみたりするのですが、この記事では、IQについて一刀両断。むしろ、「仕事のIQ」なるものを高める必要があるそうです。
この記事は、『最強の働き方』の著者であるムーギー・キムさんのインタビュー記事でした。
「仕事のIQ」を高めて、『最強に働く』ためのヒントとなるフレーズを私なりにピックアップしたので、ここにアウトプットしておきます。
フレーズ
自分が選んだ道で、最高水準の仕事をする。
選ばれるエリートではなく、自分らしい天職を選ぶ。
これが、この本の目的です。そのためにどのように考え、行動するのかがこれ以降示されていきます。
どんな職業でも、一流の仕事とはつまるところ、一流の基本の積み重ね。
わかりやすい例でいうならば、ディズニーランドにはゴミが1つも落ちていません。一流のサービスを提供する企業に共通するのは、こうした基本の積み重ねであるといいます。
一流のメモは常にピラミッド構造。
仕事のIQが高い人は、メモをとる時、単に書き殴るだけではなく整然とした論理構造でまとめていきます。話している本人ですら良くわかっていない「言いたいこと」を、構造化して本質を把握していきます。
白板の貴公子を目指せ。
白板は、方向性がバラバラになりがちな会議を組み立て、導いていきます。うまく白板が使える人は、白板を「参加者共通の脳」に見立て、会議の生産性を向上させます。
スティーブ・ジョブズがあなたの資料をみたら?
アップルの広告には無駄な説明が一切なく、シンプルに本質を表現しています。仕事のIQが高い人はメールやプレゼンにしても極力短くシンプルにし、全体像と構造が浮き彫りになる資料を作成します。資料は1枚で全て伝わるのがベストです。
また、人に何か伝えるときは、時系列で話すのではなく、話の全体像(ストーリーライン)をまず話し、大枠を合意することが重要です。
感情を揺さぶる、どうしても伝えたいこと。
良いプレゼンターには、心のそこから迸る、どうしても伝えたいことがあります。反対に、ロジックは直感的に抱いている仮説をもっともらしく説明するための道具にすぎないそうです。
また、それの思いを乗せる声も「ええ声」であることが必要です。
いつまで俺は勉強するつもりなんだ?
勉強ばかりしていて、行動に移せない人、こういう人のことを自己啓発ビンボーと読んでいます。勝負すべきところが見えたら、リスクをとって行動に移さなければ結果は出ません。自己啓発自体は良いことです。しかし、常に、いつまで勉強するつもりなのか、を自問自答して勝負所を見極めることが大切です。
上から降ってくる仕事は当然、つまらない。
やりたい仕事というのは、自分から主体的に作っていくものです。上司から指示された仕事を最速で終わらせて自分の仕事をやることに喜びや価値があります。
面白い仕事をやったもの勝ち、であり、自分で面白い仕事を発掘する主体性の有無が仕事の勝敗を分けるのです。
好きな仕事を全部する。
やりたいこと、は1つに絞らない。好きなことを全部やる。5年後どうなっていたいか。それに近づくことを全部やる。会社に求められる範囲ではなく、自分のしたいこと、理想に近づく行動を全てやることで、それに近づくことができるのです。
これだけは絶対に負けたくない分野
一流の仕事をする人には、絶対に負けたくない分野があります。その壮大なビジョンが人を惹きつけ、自分を律し、改善を重ねていけるのです。
感想
「勉強のIQ」は 人から言われたことをその通りにやる能力。
「仕事のIQ」は情熱をもって自ら成し遂げていく能力。
このような理解をしました。そう考えると、確かに全く関係ないように感じます。
仕事のIQを高めるようなマインドセットと行動をしていきたいです。
中でも、
スティーブ・ジョブズがあなたの資料をみたら?
上から降ってくる仕事は当然、つまらない。
この2つには驚きました。資料は細部までカバーしている方が完璧な仕事だと感じるし、上司の指示に従って評価されることで、より面白い仕事が任せられると思っていたからです。
確かに、人々を感動させるようなプレゼンは伝えたいことが1つ明確にあり、くどくどとロジックを固めたりしていません。
https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY&feature=emb_logo
また、個人の時代と良く言われるように、これからは会社のリソースを利用して自分の目標を成し遂げることが重要だと感じています。であるならば、指示された仕事はすぐに終わらせ、自分の得意で結果を出せる仕事を見つけ、全力投球して実績を作る働き方が最適だと感じました。
これら2つの思考を武器に活躍していきたいです。
出典
https://www.amazon.co.jp/dp/B01J2RCPFY/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1