NoCODEを触ってみた
概要
最近よく耳にする「NoCODE」。アウトプットなきインプットは自己満足、ということで調べた内容をここにアウトプットしておきます。ECサイト作成に特化した「Shopify」というツールを実際に使ってみたのですが、2時間くらいで結構綺麗なサイトができました。
【Shopify】
— しゃんがん@アウトプット型エンジニア (@shangang_code) August 1, 2020
早速、NoCODE触ってみました。https://t.co/dyhrIcZlt8
このサイトを参考にShopifyでECサイトを作成。
2時間程度で結構綺麗なサイトになりました。https://t.co/xtbxdFK9pZ
NoCODEとは
コードを書かないアプリ制作
NoCODEとは、全くプログラミングすることなく、システムを開発するためのスキル、プラットフォームのことを指します。よく喩えられるのが「レゴブロックのようにパーツを組み上げていく感じ」です。
Shopifyなどの特化型のツールであれば、HTML&CSSやサーバーサイドの言語の知識がなくても、チュートリアルを見ながら簡単にサイト構築ができます。
メリット
コードを書かないので、プログラミングの知識がなくてもサイトが作れます。また、コードを書くよりも早く、楽に構築する事ができます。その特性を生かして、テストマーケティングによく利用されているそうです。
デメリット
汎用的な作りになっているため、細かい機能を実装しようとすると難しい事があるそうです。また、セキュリティ面もコードを書いて構築するよりも甘いとの記載がありました。ただ、このあたりは徐々に改善されていくことと思います。
上記2点もさることながら、一番気になったのは、プラットフォーム依存であるという点です。実際にECサイトなどを商用利用するとなった場合、月額費用がかかります。現在はそこまで高くありませんが、広く普及した段階で値上げされる可能性があります。
また、運営会社が倒産などしてしまった場合はサイトごと使えなくなってしまう可能性があります。
NoCODEのツール
NoCODEの有名どころを紹介します。
Shopify
ECサイトを簡単に構築できるサービスです。
私も実際に使ってみましたが、2時間程度で綺麗なアパレルのECサイトが構築できました。HTMLやCSS、サーバーサイド言語の知識がなくても使えます。
.bubble
汎用型のツールです。Shopifyなどの特化型のツールよりも細かく作成できます。
イメージとしては、フロントエンド、サーバーサイド、データベースの構築を画面操作のみで行っていく、というのがわかりやすいでしょう。
フロントエンドは、elementという部品を積み上げていきます。
サーバーサイドは、workflowという仕組みでリンクやデータのやりとりを設定していきます。
データベースも視覚的に操作でき、sequel pro をそのまま操作しているような感覚でした。
.bubbleは、プログラミングして構築するよりは遥かに簡単だけれども、Webアプリケーションの構築経験が全くない人にとっては難しいと思います。
zapier
zapierは、Gmailなどの各種サービスをつないで自動化するツールです。
spider pro
スクレイピングができるサービスです。スクレイピングとは、Webサイトの要素を引っ張ってきてスプレッドシートなどに一覧で保存する技術のことです。アマゾンの売れ筋を上から順に1万件とってくる、といったような事ができます。
感想
Shipifyなどの特化型のNoCODEツールは、とても使いやすいです。クレジット決済機能なども簡単に設定できるので、これからどんどん普及していくのではないでしょうか。
一方で、エンジニアを志すものとしては、NoCODEも扱えるようになり、NoCODEでは難しい部分をプログラミングで補っていく必要があると考えました。
NoCODEも便利に使って自分の武器にしていきたいです。
参考
https://note.com/cohki0305/n/n029bae7121d7
https://note.com/a_n_do/n/n01fef1045d95#3kkIk